「引きが強い」とは、勝率が高いこと、運が強いことをいう。
しかし、コールセンターで「引きが強い」とは、クレームややっかいな案件に当たる確率が高いことをいう。
「いや~、今日、引き強いわ」=変なお客さんにばっかり当たるわ
「○○さん、結構、引くよね~」=クレームに当たりやすいよね
みたいに使う。
というわけで、今日の私はかなり「引き」が強かった。
1本目からやっかいだった。
こういう日は、だいたい一日を通して流れが悪い。
2本目は、某治安の悪いといわれる地域の40代男性。
第一声で「面倒な客」というのが分かった。
「やばいな」と思ったら案の定。
「折り返し電話してこい」だの「約束の時間を守るように!」だの「そちらの都合は聞いてない」など言いたい放題
最終的に、客の勘違いで「お手数おかけしました~」と終わった。
お騒がせ野郎め。
次も男性。
「○○ができないんだけど。」
横暴な物言い。それが人にものを聞く態度か。何様か。
終始、「で?」「○○したけど。」「ああ、次は?」と。
あのね、わたしは、おまえの、ともだちじゃ、ねえ、ぞ。
その次の方が、一番やばかったかな。
「○○コールセンターの△△です。」と電話に出ると、「ああ、そうですか」と50代の男性。
そうですか、じゃねーよ。お前が電話してきたんだろうが!!
何でこんなのばっかりに当たるのか、今日の私。本当に流れ悪い。
このコールセンター、客層はいいはずなのに。
50代男性は、ああだこうだと文句を言った挙句、こちらの聞いたことには答えず。
コールセンターはどこにある?あなたの下の名前は?などなど必要のない揚げ足とりを繰り返す。
わりと冷たくあしらったら、ため息ついて電話切った。なんも解決してないのに。
ふう。電話切ってくれて助かったよ。あんなのと話してらんない。
そして、その後は60代男性。
この方も、ああじゃこうじゃと高圧的に文句を言ってた。
「矛盾がある」「そちらが悪い」などなど。
順を追って話を聴けば、単なる勘違い。
間違いに気づいた途端、声色替えてそそくさと電話を切る。
ふざけんな。ふざけんな。
変な客はたいてい、男性。中年の男性。
私は男性客は嫌い。
高圧的で、エラそうで、人の話を聴かない。
だから老害とかいわれるんだぞ。
しかし、こんなに引きの強い日もめずらしい。
引きの強い日は、何かいいことがあると思ってる。
だって、「引きが強い」とは本来「運がいい」という意味だから。
やたらクレームに当たる日はパチンコに行く
と先輩が言っていたのを思い出し、私は今日宝くじを買った。
きっと当たるに決まっている。
当たらなければ、報われないじゃないか。