独身女のたわごと

40代生涯独身派遣社員

利益を生まない仕事だなんて言ってはいけない

昨日は結局仕事を休んだ。

とにかく行きたくなかった。

 

行きたくないと思いながら寝たから、目が覚めた時身体が起き上がらなかった。

帯状疱疹になったことは勤務先に伝えてあったから、仮病とは思われないだろうと思った。

 

実際身体がだるく、モスに朝ごはんを食べに行ったものの、足取りは重たかった。なんとか帰ってきてその後はずっと横になっていた。帯状疱疹になるくらいだから、やっぱりどこか調子が悪いのだろう。

 

おかげで今日は心身ともに回復。さすがに「休みたい」の感情は出てこなかったのでシフト通り出勤。

 

朝礼では、昨日の応答率が悪かった話。応答率が悪い原因は、「派遣さんの退職」でオペレータの数が少なくなったせいだそうで、だから「一人のお客さんの対応を効率よく行い、より多く電話を取るように」とのこと。

 

なに言ってんだ。

 

派遣は採用したうち半分が離職した。新人を定着させられなかったのは誰なのか。

 

さらに、「コールセンターの仕事は利益を生まない仕事。営業が取ってくる契約を解約に結び付けるようなことのないよう、せめて丁寧な対応を」とのこと。

 

何言ってんだ。

 

「あなたたちは利益を生まない仕事をしてるんだから、せめて丁寧に且つ効率よく1本でも多く対応するように」ってか。

 

ばっかじゃねーの。

 

「あなたの仕事は利益を生まない」なんて、最前線で電話を取って疲弊してるオペレータに言っちゃいけないよ。思ってても言っちゃいけない。事実だけど言っちゃいけない。

 

というわけで、私はすっかり派遣先の業務に貢献しようという気が失せてしまった。一生懸命がんばることをやめた。1本でも多く電話を取ろうとすることもやめた。効率化も無視。むしろ丁寧に対応して通話時間を長くしてる。他の人と受電件数を比べることもやめた。パフォーマンスの数値も知ったこっちゃない。疲れないようにマイペースでやることにした。

 

自分が、15年も「利益を生まない仕事」をやってきたのかと思ったらがっくりきた。(それに気づいてなかった自分にもがっかりだ。)がむしゃらに、泣きながら、喧嘩しながら、円形脱毛症になりがら、バセドウ病になりながら、時にはほめられながら必死でやってきた仕事はなんだったのか。利益を生まない仕事ではあっても、必要な仕事でもあるはずなのに。利益を生まないというのなら、顧客サポートが必要ないシステムを構築しやがれってんだ。

 

このことは根に持ってやる。ずっと根に持ってやる。